2 メディアの掲載ハードルを下げる

更新日:2024/09/10

アフィリエイト広告では、メディアの掲載ハードルが下がるようなプログラムの設計や広告素材の準備を進めることが重要です。

メディアの提携・掲載に過度な制約を設けたり、広告素材が十分に準備されていないまま稼働して成果が出ない、というのがアフィリエイト広告でよくある失敗例です。多くの場合、掲載ハードルが高いためにメディアの掲載が広まらないことが要因です。

メディアへの掲載が進みやすくなるように下記2点を行いましょう。

  • 掲載するメディアを広げる
  • メディアが掲載しやすい素材の準備

1.掲載するメディアを広げる

アフィリエイト広告では、メリットとデメリットを理解した上で掲載を判断をすべきメディアが存在します。一見デメリットが大きいように見えるメディアでも、掲載することで効果を見込める場合があります。

特に下記に挙げたメディアは、プログラム設計時にデメリットを懸念して掲載をできない設定にしている場合があります。

  • ポイントサイト
  • セルフバック
  • リスティング集客サイト

本記事では上記メディアのメリット・デメリットを紹介しますので、改めてプログラムの見直しをしましょう。

【1】ポイントサイトに掲載する

ポイントサイトは、消費者が掲載されている広告リンクを経由して商品を購入した場合、一定のポイント還元を得られるサイトです。

消費者が得られるポイント還元は、ポイントサイトが得られるアフィリエイト報酬から捻出されます。そのため、ポイント還元に際して追加費用等を支払う必要はありません。

メリット・デメリット

ポイントサイトのメディアに掲載するメリットは、下記3点が挙げられます。

  • ポイント還元をフックに消費者の商品購入やサービス申込を促す。
  • ポイントサイトを利用することが習慣化しているユーザーが多いため、継続的な利用が期待できる。
  • 数百万の会員を保有するポイントサイトもあり、掲載するだけでも消費者との接点を作ることができる。

一方で掲載するデメリットは、以下が挙げられます。

  • ポイント還元がフックのため、経由ユーザーが獲得したい層とずれる可能性がある。

ポイント還元が消費者の購入意思決定を左右するため、ポイントサイト経由での購入後のリピート購入や・定期コースの継続が期待しにくい場合があります。

ただしこのデメリットについては、消費者に対するポイント付与上限を設定し、商品購入時のポイント還元の重要性を下げることで、緩和することが可能です。

ポイント付与上限の設定例は以下の通りです。

ポイント付与上限の設定例
  • 成果報酬を定額(〇円)にしている場合、【ポイント付与上限は〇円分まで】と設定する。
  • 成果報酬を定率(〇%)にしている場合、【ポイント付与上限は購入金額の〇%まで】と設定する。

以上のメリット・デメリットを踏まえて掲載を検討しましょう。

【ポイントサイトへの掲載をご希望の場合】

下記を記載の上、営業担当にメールにてご連絡ください。
右上の「copy」をクリックしていただくと文章をコピーできます。

ポイント還元の付与上限の有無
有り/無し
有りの場合

  • 成果報酬が定額(〇円)の場合:付与上限〇円
  • 成果報酬が定率(〇%)の場合:付与上限〇% 

こちらもチェック!

こちらのLPでは、楽天リーベイツ・LINEショッピング・クレジットカード系ポイントモールの特徴などを記載しています。

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【2】セルフバックに掲載する

セルフバックは、A8.netのメディア会員限定で公開されているキャッシュバックサイトです。メディア会員はセルフバックを経由して商品購入・サービス申し込みを行うと、成果報酬を獲得することができます。

仕組みはポイントサイトに似ていますが、メディア会員への還元がポイントとしてではなく成果報酬として支払われる点で異なります。

成果報酬で還元されるため、下記の3点のメリットが挙げられます。

  •  還元をフックにメディア会員の商品購入やサービス申込を促せる。
  • 同じ金額を還元する場合、ポイントサイトよりも成果報酬を低くできる。
  • メディア会員に商品を購入して使用してもらい、記事作成の機会創出ができる。

掲載するデメリットは、ポイントサイト同様で下記の点が挙げられます。

  • ポイント還元がフックのため、経由ユーザーが獲得したい層とずれる可能性がある。

ただし、通常報酬とは別にセルフバックのみ成果報酬金額を変更することが可能ですので、還元額を調整することでポイントサイト同様にデメリットの緩和が可能です。
以上のメリット・デメリットを踏まえて掲載を検討しましょう。

【セルフバックへの掲載をご希望の場合】

セルフバック特単としてメディア会員に支払う成果報酬金額を通常報酬とは別に指定することが可能です。

ご希望の場合は下記を記載の上、営業担当にメールにてご連絡ください。
右上の「copy」をクリックしていただくと文章をコピーできます。

セルフバック特単
セルフバック特単:新規購入〇〇円(〇〇%)

【3】リスティング広告での出稿可否

A8.netで活動するメディアが、自費でリスティング広告を出稿して集客を行うことがあります。

※リスティング広告とは、Google検索やYahoo!検索で検索したときに、検索したキーワードに応じて、検索結果上部・または下部に表示されるテキスト広告です。

画像)Googleリスティング広告の例

メディアのリスティング広告集客のメリットとして、下記2点が挙げられます。

  • 間接的に成果報酬型でリスティング広告を行うことができる。
  • 記事作成後、早い段階で集客が進められる。

一般的に検索面で集客するメディアの場合、記事作成から検索結果の上位表示までに時間を要します。一方でリスティング集客を行うメディアの場合、リスティング広告を出稿することで記事作成からすぐに検索結果に表示できます。

そのため、トレンドが頻繁に切り替わる商品やサービスのプログラムの場合、リスティング広告での集客を許可することで、メディアもトレンドに合わせて記事作成・集客をしてくれることが期待できます。

メディアがリスティング広告集客のデメリットとして、下記2点が挙げられます。

  • SEOで十分集客できているキーワードにリスティング出稿が行われることで、オーガニック流入を奪う可能性がある。
  • 既に広告主様側でリスティング出稿しているキーワードでリスティング出稿が行われることで、広告主様のリスティング広告費用が高騰する場合がある。

2点とも、本来広告費なしで集客できていたところに、余計な費用が発生することになり、広告主様に不利益となります。

上記のデメリットについては、リスティング出稿NGキーワードを設定することで抑制することが可能です。

リスティング出稿NGキーワードについて

メディアのリスティング集客を許可する場合、出稿して欲しくないキーワードの設定が可能です。

下記キーワードについては、NGキーワードに設定することを推奨します。

  • 商品名
  • サービス名
  • サイト名
  • 広告主様側で出稿中のキーワード

※NGキーワードはシステム的にメディアのリスティング出稿を制御するものではなく、あくまでメディアに対して出稿禁止キーワードを明示し抑止するための設定です。

メディア側で誤って出稿してしまうケースもございますので、お気づきの際はご連絡をください。

【リスティングメディアへの掲載をご希望の場合】

下記を記載の上、営業担当にメールにてご連絡ください。

リスティング出稿NGキーワード(※ある場合)
〇〇

2.メディアが掲載しやすい素材の準備

メディアがコンテンツを作成しやすいように、十分な質と量の素材を用意しましょう。
下記2点については、メディアの掲載のしやすさに関わるため解説していきます。

  • 商品リンク機能
  • 豊富な広告素材の準備

【1】商品リンク機能

商品リンクは、メディアが自分で用意した素材やテキストを使ってアフィリエイトリンクを作成できる機能です。またリンク先のURLも広告主サイト内のページであれば、メディア自身で自由に設定できます。

商品リンクのメリットは、消費者が商品の画像をクリックした際に広告主様サイトのトップページではなく個別の商品ページに直接遷移させることができる点です。

直接商品ページに遷移させることで、消費者は該当商品を探し出す手間がなくなるため、CVRの向上が期待できます。

総合ECのプログラムでは基本的に商品リンクは許可することを推奨します。

商品リンクを許可する
(※事前に管理画面にログインした状態でアクセスしてください。)

変更手順

【2】豊富な広告素材の準備

メディアはプログラムと提携するか判断する際に、広告素材を確認しています。

メディアはコンセプトや雰囲気に一貫性をもたせるために、サイトに合う素材を使いたいためです。

素材を入稿する際のポイント
  • できるだけ多様なデザイン・サイズのバナーを用意する
  • 高画質の素材を用意する

※A8.netでは指定サイズの2倍のサイズで作成する高画質バナーの入稿を推奨しています。

素材を入稿する
(※事前に管理画面にログインした状態でアクセスしてください。)

入稿手順

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