3 成果が発生しやすいサイトにする

CVRはWEB広告を配信する上で重要な指標です。
もちろんアフィリエイト広告においても例外ではなく、CVRが良いほど効率的に広告配信が可能です。

アフィリエイト広告において、CVRが高いことは単に流入したユーザーがコンバージョンしやすい状態を指すだけではありません。
CVRが高いことでメディアの収益性も高くなるため、メディア記事内での掲載位置や露出施策の活発さに好影響があります。

CVRを高めるための方法として、以下のような施策が例として挙げられます。

• コンバージョンポイントの種類を増やす
• CTAを見直し
• EFO
• サイト表示スピードの改善
• 目を引くコンテンツを作る
• 広告とランディングページの内容を一致させる
• 広告のターゲットを絞る
• 接客ツールを使う・離脱防止ツールを導入…等々

もちろん、どれも欠かせない施策ですが、今回は特にアフィリエイト広告において特に重要になる施策を2点ご紹介いたします。
優先順位をつけてのご対応となる場合、まずはこの2点からご対応頂くことを推奨いたします。

•  広告主サイト内でのクーポン配布・キャンペーン実施
• 成果対象外導線の削除・導線の成果対象化

広告主サイト内での販促施策

広告主様のサイト内で販促施策を実施することで消費者の購入が促進されるため、CVRが高くなります。
販促施策を実施する際は、メディア側での露出強化を促すために、積極的に販促情報を共有しましょう。

広告主サイト内での代表的な販促施策としては下記3点があります。

• キャンペーン
• クーポン配布
• セール

キャンペーン

キャンペーンとは、サイトを訪れた消費者向けの期間限定の販促イベントのことです。

例えば、「商品を１つ購入するとさらにもう一つプレゼント」というプレゼント配布キャンペーンや「購入の〇%をポイント還元」という還元キャンペーン等があります。

メディアの記事掲載の中で、広告主様サイトとキャンペーンの情報を同時に訴求できるとサイトへの流入数を増やすだけでなく、消費者の購買意欲を促進できます。

クーポン配布

クーポンは、クーポンコードを知っている消費者だけが利用できる販促施策です。

例えば、「〇〇％off」や「新規会員限定の送料無料」のクーポン等があります。
使用イメージは下記になります。

クーポンを利用できる消費者を限定して発行し、お得感や特別感を演出することで、新規顧客の獲得・リピート購入の促進等を狙うことができます。

例えばアフィリエイト広告では、メディア向けにサイト限定で割引クーポンを発行し掲載することがあります。クーポンを記事に掲載することで、クリック数増加が見込まれるため、メディアの新規掲載や露出強化が進みやすくなります。

セール

セールとは、期間限定で価格を値下げして商品・サービスを売り出す販促イベントのことです。

例えば、「年末売り出しセール」という季節ごとのセールや「大売出しセール」という在庫を売り出すセール等があります。

メディアの記事掲載時、広告主様サイトの訴求とセールの情報を同時に訴求することで、消費者に対して「今がお買い時」というアピールをすることができます。価格の安さがきっかけで流入してくれた消費者を新規顧客に繋げやすくなります。

成果対象外導線の削除・導線の成果対象化

広告主様サイト内に、コンバージョン地点が複数存在していることがあります。

例えば、資料請求・お問い合わせで別のコンバージョン地点を設けているというのは、その一例です。

イメージ画像）ウェブからのお申込みは成果対象、お問合せからのお申込みと資料請求を成果対象外としてみなすときの導線の例

複数のコンバージョン地点の中に成果対象外の導線がある場合、アフィリエイト広告では不利に働きます。

特別な対応をしていない場合、電話やLINEから発生したコンバージョンは成果として計上されないため、メディアが広告主様サイトに消費者を送客してコンバージョンに至っても、成果発生としてカウントされる割合が少なくなるからです。

よくある対象外導線の例として、下記4点がございます。

• 電話番号の記載
• LINEの友達追加に誘導する導線
• 成果対象外のお問い合わせ導線
• 成果対象外の商品の導線

電話番号の記載

電話導線とは、「電話からお問い合わせください」といった電話からのお申し込みを促す誘導です。

サイト内に電話導線を削除するか、もしくは電話でのコンバージョンを計測できる「コールトラッキング」を導入しましょう。

LINEの友達追加

LINEの友達追加に誘導する導線です。WEB上ではなく、LINE上でサービスのお申し込みや商品の購入を促すために用意する場合があります。

サイト内のLINE友達追加導線を削除しましょう。

成果対象外のお問い合わせ

広告主様サイトに成果地点ではないコンバージョン地点への導線が残っている場合があります。

成果対象外の導線を削除するか、どの導線を経由してコンバージョンに至った場合でも成果報酬が発生するようなプログラム設計を行いましょう。

成果対象外の商品

サイト内で販売はされているものの、プログラム詳細で成果対象外となる商品を指定する場合があります。

全ての商品を成果対象とするか、特定の商品のみを訴求したい場合は専用のランディングページを作成することをおすすめします。

他の広告とLPを分けるのがおすすめ

以上のように、成果が発生しにくいサイト・成果対象外の導線が多いサイトは、メディアにとって掲載を懸念される傾向にあります。

この懸念を解消するためには、広告主様のサイトをアフィリエイト広告用に最適化することが重要です。

しかし他広告の場合は、サイト内に上記で挙げた導線があった方が良いこともあります。そのため複数の広告を運用する場合は、アフィリエイト広告用のサイトと他広告用のサイトを分けることをおすすめします。